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帰り道に近くに出来たメロンパン屋さんでメロンパンを買ってみました.すごい.このご時世メロンパン一本で勝負を挑める時代なんですね.
早速近くの公園に立ち寄りました.
夕暮れ,ドッジボールできゃいきゃい遊ぶ子供たち,くっくるーと鳴く鳩,私は手ごろなベンチに座りメロンパンを取り出した.
淡い期待を胸にひとたびメロンパンをかじれば,あたかもそこはメルヘンワールド.アンデルセンもビックリ,かりっとふわっと上品な甘さ.ああ,良い.疲れた体に染み渡るようだ.市販のメロンパンとは一味も二味も違う.
と,ボールがてんてんと私の元に転がり込んでくる.
「はいよ」と拾って子供に返してやるとその子供は無言で走り去っていってしまった.
愛らしい,などと呑気に言っている場合ではない.