プロセッサ設計の難しさ

最近とあるプロセッサの仕様を決めて設計しているのですが,最近実感することは仕様を切ることの難しさです.

実務を経験しない人間がいきなり仕様決定の責任者をするなんて,ムリムリ.プロセッサの仕様決定に絡むのは

全部やんけ!

要するにプロセッサを作るにはマジで全ての方面にプロフェッショナルでなければならないのです.鬼です.僕は各方面のプロフェッショナルにはさまれて猛烈なプレッシャーを受ける毎日なのです.

この間もほんのちょっと仕様にミスがあって変更要求したら,コンパイラ系の実装に影響が出てうんうん円の費用がかかってしまったり,なんなり,もう,ひでぶ

この業界,プロセッサ仕様があらゆる仕様の頂点に君臨しているような慣例があるらしく,私としては各方面の意見も取り入れたいのに,各方面の人は「プロセッサの仕様ありき」的スタンスを取っているので,結局私が全部決めるしかないのです.

こんな大事な工程を学生に任すなんて,もうっ,教授の太っ腹(はぁと)!

組み込みシステムを設計するのは,建築と似ていると考えていますが,建築業界はいったいどんな感じなんでしょうね? 組み込み業界みたいに死闘しているひとが,たくさんいるんでしょうか? 非常に興味があります.

組み込みシステムも,もっとがんがん分業化すべきなのかもしれませんね.

最近は農家にあこがれてます.